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不整脈を出さずに最大の運動を!ATレベルで運動する理由

山下武志(監):THE心臓リハビリテーション. 金芳堂.P29-31. 2020年.

 

赤茄子です。

 

内部障害に苦手意識を持ちながら7年経過してしまいました…

実際、今の職場で心リハする機会も少ないので、勉強する機会がそもそも無かったという理由もありますが。

 

 

言い訳はこの辺にしておいて。

本日は心リハするなら知っておかないと行けないキーワード、"ATレベル"についてです。学校でも、内部障害理学療法の授業で「ATレベルでの運動が大事です」と教えられはしました。負荷が高すぎると心臓に良くないから…記憶を辿ってもこの程度です。

 

AT(嫌気性代謝閾値)とは?

"酸素を使わない代謝"のことで、糖(グルコース)が分解され乳酸が産生されるときにエネルギー(ATP)が生み出される経路の開始時点になります。

山下武志(監):THE心臓リハビリテーション. 金芳堂.P24. 2020年.

 

この経路は激しい運動を行うときに、短時間でエネルギーを産生することができます。しかし、このエネルギー供給は短命であり、すぐに枯渇することが欠点です。また、エネルギー供給のメインは"解糖"であり、乳酸が発生→血液pHが低下→血清カリウム値が上昇→不整脈(高カリウム血症なので徐脈~心停止!)と心臓の機能が低下してしまいます。

 

ATレベルとは?

一般的には、上記の嫌気性代謝に入る手前のレベルで、必要なエネルギーを生み出せる酸素摂取量の最大値とされています。つまり、ATレベルで運動することは、不整脈など心機能低下を起こさずに、長時間運動するための最大のエネルギー産生を行う状態と言えます。

 

 

一概に"心臓に負担がかかる"とまとめるのではなく、メカニズムが分かるとどんな症状が出るか予測できます。ぜひ、メカニズムまで理解して学びたいですね。

 

赤茄子