職場の見えないストレス図鑑

職場内にある見逃しがちなストレスを紹介するブログ

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不要業務を止めない理由。


はじめに

この業務って、本当に必要?

平社員の感覚ならまだしも、中堅になった今でも感じる時があります。サラリーマンの方なら一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

さて、本日は「不要な業務が消えない」理由について、上司と話した経験も交えて語っていきます。

業務を"廃止する"選択が無い

大抵の場合、新しい業務を始めた時はスタッフの負担になっていないかを調査しますよね。

大っぴらに聞くわけにはいきませんので、アンケート調査を行ったりします。

仮に、業務を行うが非常にストレスであったり、生産性が無いことが明確であったとしましょう。

①この業務は必要だと思いますか Yes/No

②Noだと答えた人の理由を教えてください

このような質問があれば、業務を廃止させることも可能でしょう。

ところが、業務を不要と答えさせる選択肢がアンケートに記載されないのです。

例えば…

①この業務をやってみて良かったことは?

②この業務をやってみて大変だったことは?

③改善案があれば記載下さい

こんな感じのアンケートがされます。代替案は受け入れるが、業務を廃止するという選択肢自体がそもそも用意されていないのです。

私が後輩へアンケートを実施する旨を上司に伝えた際も「不要と思わせるようなアンケートの仕方はしないでね」と注意されました。

なぜ不要な業務を無くすという選択肢を用意しないのでしょうか?

不要な業務が消えない理由

①上司の立場を守るため

上司陣が決めたことを平社員、もとい新人たちが不要と判断し、覆してしまったらどうなるでしょうか。

新人たちは「この人には"無能"だからついていけない」と思ってしまうでしょう。上司陣もこれだけは避けなければなりません。

そのため、アンケートを行っても廃止する方向には仕向けないのです。

実際に、不要と感じた業務を一意見として上司に伝えたところ、「同意見だけど、上の人から続けるよう言われている」と返答をもらったことがあります。なってこっちゃ。

②代表者を決めて責任を持たせるため

人は何かしら役割をもつことで生きがいを見出すことがあります。

職場の役職者の数は限りがあるため、すべての人に特別な役割を与えることは難しいです。

そこで何かしら業務を作り、リーダーを立てることで役割を与えようとしているのです。

また責任のある立場になると「私が抜けたらこの仕事はどうなるのか」と思ってしまい、離職しにくくなるという一面も考えられます。

業務が否になったらどうする?

①立ち止まって考えてみよう

「この業務、不要なのでは?」考えてしまうと、ついつい上司に「止めたほうがいいのでは?」と言ってしまうかもしれません(僕は言いましたけど)。

しかし、一平社員の思考と役職ある大御所たちとでは見据えている先が異なっており、本当はとても重要な業務になっていた可能性もあります。

また、安易に否定すると「こいつは上司の意見をすぐに潰そうとする」と悪い印象を与える可能性があります。

とにかく、一度立ち止まって考えて見ましょう。

「不要そうな業務を続けたがっている理由はなんだろう?」と。

川北義則さんの「20代でやっておきたいこと」の2章「上司をゼッタイ、バカにしてはいけない!」に似たようなことが記載されていました。

20代のうちに読んでおいて本当に良かったです。

②自分なりの楽しみをみつける

不要でもやらなきゃいけないなら楽しく仕事しましょう。

例えば僕の職場では不要な会議がたくさんあります。だらだら話しているだけでまとまらずに終わることもあります。

そんな時に「どのように仕切ったらまとまりある会議になるのか」を模索しながらコメントをして、その日の会議が有意義になったかを記録していくことをやったりしていました。

もともと実験するのは好きでしたし、司会者としてのスキルも高まるし、自分としては楽しみながら働けていたと思います。

③どうしても嫌なら転職も視野に入れる

本ブログのメインは「メンタルヘルス」を守ることです。

考えた結果「ついていけない」ともやもやしたまま仕事をするとはおすすめしません。

どうしても嫌になったら転職しましょう。

といっても同じ規模の職場では同様な場面に再度出くわす危険性があります。

転職する場合は「今よりも小規模」で「若い社員が多い」職場を探してみてください。

友人で何人か小規模で新しい職場に転職した人たちがいますが、揃って「意見が通りやすい」と言います。古いしきたり等無い分、不要なものは不要と判断してくれる可能性があります。

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