三角巾の正しい付け方分かりますか?
他職者からたまに「三角巾付けといて~」って頼まれますが、自身がない時があります。特に健側の脇の下に通すのか通さないのか…どっちだっけ?
そもそも、骨折で装着するのと脳卒中後の亜脱臼予防で装着するのとでは目的も付け方も違うみたいです。
脳卒中後弛緩性麻痺では骨頭を挙上し関節唇に収めるように三角巾を付ける
脳卒中後の亜脱臼は、肩関節周囲の筋緊張が低下することや、機能的側弯が生じることにより、肩甲骨が下方回旋することで骨頭が下方へ落ち込みやすくなり生じます。そのため…
①骨頭を挙上させる
②骨頭を関節唇に押し当てる
上記2つを兼ね備えた付け方をしなければなりません。①だけなら吊り下げるだけでいいのですが、②も兼ね備えるとなると、肩を包み、前方から脇の下を通して後ろで結ぶ左図のような装着をしなければならないんですね。
ちなみに、骨折で免荷するのなら吊るしとくだけなので、深く考えなくてもいいのですね。
赤茄子